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zoom RSS 八甲田トンネル(5)

<<   作成日時 : 2009/05/30 15:16   >>

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今回は折紙工区のレポートです。

昨日は帰宅が21時過ぎとなってしまい、ここ数日寝不足だったこともあって更新するのを諦めました。
さすがに毎日ブログを書くのはきっついですね(^^;)
連日のようにアップされている方もいて敬服いたしますが、そのバイタリティーとモチベーションはどこから湧いてくるのでしょうか。

昨日アップしなかった分今日は2連続となります。2つめは恒例の夜半で。

それでは参りましょう。

−◇−


大坪工区の現場を過ぎると、いよいよみちのく有料道路もハイライトを迎える。
七戸町と青森市を隔てる三角岳・折紙山の稜線を貫くのが、延長3178mのみちのくトンネルである。

このトンネルを抜けると程なく料金所となる。
普通車は830円、軽は630円である。
来年10月で30年の償却が終わるとついに無料化される。ただ、この道路は八戸自動車道−百石道路−第二みちのく道路−みちのく道路−青森自動車道という、いわば「東北自動車道東回りルート」ともいうべき重要な動脈の一部となっており、もし全線が整備されるとまた有料になってしまうのではないだろうか。

閑話休題。
料金所で支払いをする際、「新幹線のトンネル掘ってる所の道は通れますか?」と尋ねた。
「通れますよ」とのことだったので、間近に見えている折紙工区の看板のほうへいそいそと向かっていった。

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この看板は、みちのく有料道路を通った人なら必ず目にするはずである。
他の工区では見ていない。もしかすると工事たけなわの頃はあったのかもしれない。

一部塗りつぶされている部分があるが、鉄道建設公団と呼ばれた時代から2回くらい組織名が変わっているのでそのためだろう。

で、看板はいいのだが

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あんれ。これはマズい。入れない。
料金所のおじさんはよく知らなかったのだろうか。

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入口のゲートには門番の常駐スペースがあったのだが、誰もいない。
どこかに連絡先でも書いてないかと思ったがそれはなかった。

途方に暮れていると、灯油を積んだ軽トラが何のためらいもなくスーっと入っていき、10分後スーっと戻ってきた。
多分現場に発電用か何かの燃料を運んだのだろう。関係者だから問題ないのだ。

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事前に調べたとおり、橋を架けてみちのく道路をくぐり再度橋を架けて現場を設置した、という状況になっている。
ここから先進めないのがとてもくやしい。せめてみちのく道路上から現場が見えないものかどうか。

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かなり厳しいが、工事関係の建物が木立の間から見えることだけは分かった。
斜坑口の場所は判然としなかった。
何としても見たかったのでいろいろ思案したが、現場前に通じる一般の林道も入口にゲートがあって入れず、完全に門前払いを食らってしまった。

ということで第1回取材の時は諦めた。


さて今回5月の訪問時は万全の態勢で臨んだ。
鉄道運輸機構に直接連絡を取り、取り付け道路から林道に入って良いとの許可を得たのである。

まず最初に向かったのは、折紙工区の土捨場である。
取り付け道路の途中から分岐して平沢の方に入っていく。

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砂利道ではあるものの、道幅は驚くほど広く、整然としている。
写真は土捨場の南端から南を写したものである。中央に僅かに横切っているのがみちのく道路だ。

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振り返ると視界に飛び込む巨大な盛土。

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公園でもないのに説明板まである。
これから察すると、この場所は八甲田トンネルのみならず、青森県内の開発で出た捨土をここに置く、という一般的な役割も担うようだ。ただ、現時点で積み上がっているのは間違いなく全部八甲田トンネルの土ではないかと思う。

管理型と一般型は何が違うのだろう。
一般型はただ土を盛るだけ、管理型は排水設備や遮水シートなどを整備するもの、という捉え方で合っているだろうか。
八甲田トンネル付近は、黄鉄鋼を含む鉱化変成岩が広範囲に分布しているといわれ、この掘削土(鉱化ズリ)に雨が当たると酸性水となって地下水や河川水の水質を悪化させてしまうそうである。したがって、鉱化ズリは周辺土壌の水分と非接触でなければならないとされている。これまでにも見てきた、過剰といえなくもない整然とした管理が必要な理由は恐らくこれである。

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さて、平沢から戻りみちのく道路の下をくぐる。
直後もう一つ橋を渡る。これはやがて青森湾に注ぐ野内川である。
この橋は妙な構造をしていて、作りつけに見えるコンクリート製の橋脚と橋桁の上に鋼鉄製の桁を載せて使っているのだ。
下の桁だけでは重量に耐えられないのだろうか。

いよいよ折紙の斜坑とご対面だ。
とはいえ、この橋の直後に再度立入禁止の看板があり、おそらくもうそこから先は林道ではないはずなので遠くから眺める。

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何か作業をしている。
前回にはあったはずのプレハブ事務所群はなくなってしまっていた。

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広大な敷地の先に坑口が見える。
掘削中はこの広い土地が坑外設備で埋まったのだろうか。

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ズームの限界。
あれ?何してるんだろう。
まさか坑口の取り壊しではあるまい。
型枠っぽく見えることから察すると、坑口の覆工と坑門の打設作業ではないだろうか。

しかし、そうだとすると他の工区より随分遅い坑口整備である。
屋形も大坪も、次に紹介する築木も前回時点で既に形状ができていたからである。
最近まで仮設(一次覆工)のみで頑張ったのだろうか。
斜坑長が1330mもある(これも陸上トンネルの斜坑では国内最長)ので、全部終わるまでにここまで掛かったという推測もできる。

道を戻ってみちのく道路に復帰する。
はて、開業後にこの取り付け道路はどこで仕切るつもりなのだろうか。
かなり気になっている。



−◇−


次回は築木工区です。
なぜ消したし。

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