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zoom RSS 東北新幹線八甲田トンネル 開業記念レポート(4)

<<   作成日時 : 2011/01/15 21:18   >>

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今日は急遽出張だったのですが、小山駅の架線事故の影響をまともに食らっててんやわんやでした(+_+)

閑話休題。八甲田トンネル特集の最終回です。

◇屋形工区
前二回の調査で斜坑が閉塞されていること、コウモリの巣箱化していることは判明していました。
なので別に行く必要はなかったのですが、斜坑口周辺の経時変化を見てみたい気もしたので再訪しました。

小坪川林道はますます人通りがなくなっているらしく、落ち葉や枯れ枝の散乱ぶりが一層酷くなっていました。
レンタカーの身としては、下手に踏んづけてパンクだけは避けたいものです。
(まぁ、荒れた路面に出来た水たまりのお陰で盛大に車体が汚れたわけですが)

そんなこんなで屋形斜坑跡に到着。
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遠近法のトリックで、道路と斜坑口のレベルがほぼ同一のように見えますが、実際は2mほど斜坑口が高く、かなりの違和感を覚えます。

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初回訪問時は新品のようだったコンクリートも順調に(?)煤けてきていますね。

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昨年は猛暑で、植え込んだ苗が全部枯れているんじゃないかと思うほど殺風景でしたが、葉も茂って生育はしているようです。
写真には写っていませんが、さらに西側は既に林と化し、やがてこの場所も木々で埋まってゆくのでしょう。

これから開業する区間の、その華々しさに浴することもなく、ひっそりと消えてゆく構造物。
これぞ「現」でも「廃」でもない、「瞬」の光景です。

◇東京方坑口

今回の取材である意味最大の目的は、「八甲田トンネルを列車が走っている様子を撮影する」ことでした。
前日まで試乗会ダイヤで走っていたので、ある程度の見当がついていましたが、果たして土曜日でも同じく走ってくれるかどうかが心配でした。

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八甲田トンネルの手前にある新底田SSP。
当然ながら稼働しており、トランスの唸る音がかすかに聞こえてきます。

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前回と同じ陸橋から、トンネル方を撮影。
架線等も張られて、既に現役路線の風格です。

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坑口をアップで撮影。
SSPの配線が意外と支障してうまい構図がつくれません。。。

坑口の手前の架線柱に[634]の標示があります。すなわち東京起点634kmのキロポストです。
レポート(3)で大坪斜坑の門扉標示が誤植ではないかと申し上げましたが、この位置関係から察するに、坑口脇の保守通路はやはり634-2ではないかと思われます。
坑口上の道路まで行って確認すればよかったのですが、実はこの陸橋からあの道路までは結構な回り道で、いつ列車が来るかという状況下で動くこともできず諦めました。

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陸橋の七戸十和田方はご覧のようにかなりアップダウンのある線形となっています。
望遠だとジェットコースターのようですね。

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上の写真の一部を原寸大トリミングしたもの。
[633]キロポストが見えます。(軌道中心線上のΠ形をした物もキロポストです)
橋を挟んでおよそ2キロくらいの範囲が視界に収まっているということになりましょう。

…まだ15時前だというのに、寒い寒い。
西側は八甲田山が控えていますから日没も早く、列車が来るまで日差しが持つかどうかハラハラしました。


…と、おもむろに新底田のトランスが「鳴り」ました。ん、これは来るかな?

ほどなくして軽快な走行音と共に下り列車が通過。
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トンネルに吸い込まれていきます。
かなり流した運転のようで、260は出ていない感じでした。

で、トンネルに入った列車の音がフェードアウト…するのが反転して段々大きくなり、

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すぐに上りが来ました。
構図の関係で架線柱を外すのが大変、ここぞとシャッターを押してもタイムラグが…。

ま、私が撮るのはただの資料写真なので(諦)

時間的にもダイヤ的にも、もうこの場には残れません。
七戸保守基地と七戸十和田駅へ立ち寄って帰ることにしました。

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保守基地にはまだ朱色の「公団車」がちらほら。
簡易テント付きのトロッコはまだ使うんでしょうか。

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構内はまるでコンテナヤードのように、一面舗装されています。
おそらく除雪を考慮したものでしょう。

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望遠だと駅がすぐそばに見えますね。
では駅へ。

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駅前はまだ何もないのですが、区画整理の追い込みが進んでいました。
道の駅しちのへは一回り大きくなり、駅との間にショッピングセンターが計画通り建設されれば一大客寄せポイントとなりそうです。
ただ、「人が集まる場所」にはなりそうですが、それぞれが別個に動くのでは意味が…?
つまり車利用者に道の駅やショッピングモールは受けますが、新幹線でわざわざ七戸に来た人が買い物して帰るかというと、謎。その反対に車で買い物に来た人がついでに新幹線に乗るとは思えません。

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とはいえ地の利はいわて沼宮内に比べたら遙かに恵まれています。
開業一ヶ月を切り、盛り上がりを見せていたのは確かです。


ちなみに、沼宮内が活気に沸いたのは新幹線の開業日、の午前中だけでした。


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返却予定の17時直前に野辺地駅に着いたところ、存外に早く着後点検が済んだので30分早い列車で八戸へ。
新幹線開業後は、三セクの本線に宙ぶらりんの大湊線が接続する状況へ。
これまでお世話になった野辺地のレンタカーも廃止となります。

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束の間のターミナル駅だった八戸。
新幹線があるとはいえ、ここも在来線は八戸線のみがJR。
いち通過駅となれば地盤沈下が懸念されます。


さて、新青森延伸に伴い増備されたE2系J70〜編成ですが、LED幕が大型化した以外の変化を見つけました。

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J51〜に始まる1000番台は、パンタグラフ脇の車体両肩にボルテックスジェネレータと思われる突起が並んでいましたが、J70〜はご覧のように肩がツルツルです。あまり効果がなかったんでしょうか。

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この光景も既に過去帳入りしてしまいました。

−(完)−

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
>軌道中心線上のΠ形をした物もキロポストです

これはDS-ATCの地点補正用地上子かと思われます。参考→http://www.jreast.co.jp/development/tech/pdf_20/Tech-20-38-42.pdf
takuya870625
2011/01/24 00:17
>takuya870625様
ご返事が遅れまして申し訳ございません。

確かに単なるキロポスト(黄色で上面に+印の付いている板金)ではなく地上子のようにも見えますね。
地点検知用地上子の設置間隔は10kmごとだったと思うのですが、必要に応じて他の場所にもあるのかも知れません。

情報ありがとうございました。
TKSoft
2011/02/13 09:01

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