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zoom RSS 震災の記録【1】

<<   作成日時 : 2012/04/07 13:56   >>

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東日本大震災から1年が経過しました。

この間、被災した各路線の復旧が進み、一方では新潟・福島豪雨で新たな被災路線が増え、つい先ごろ、2010年に土砂災害で不通となったままバス代行が続いていた岩泉線に廃止方針が示されるなど、鉄道と災害についてまさに激動の年でありました。

震災当日から今日まで、私の目にした「鉄道のある風景」。この機会に、まとめてみます。

−◇−


※以後、これまでの内容と一部重複することがあります。

2011/3/11

この日は会社で通常業務中でした。
おもむろに携帯のエリアメール着信音が鳴り、ん…地震か?と思う間もなく揺れが来たため、最初は机の下に隠れました。ところが想像を超える揺れ方で、「だめだ、外に避難しよう」の先輩の掛け声で一目散に会社の駐車場へ逃れました。
会社の建物自体が「飛ぶような揺れ」をしており、自分自身も地面の上にいるような気がしません。
全体的に強い揺れが数分間も続く中、数十秒に1回の割合でさらに大きな揺れが挟まり、

「これは一体、何が起きているんだ…」

状況を把握するため携帯のワンセグを眺めたところ、「震度7 栗原市」の文字。
7??
わずか2日前、宮城県沖を震源とする強い地震があり、この震源域での地震活動の確率が下がったという報道に安堵したばかり。そもそも、地盤が頑丈なことで有名な福島でこんなに揺れるはずがない、とんでもないことが起きている、そう思いました。

その後、10分程度に1回は強い余震が繰り返し襲い、社屋に戻って中を確かめることもままなりません。それでも30分後には一度入り、落下したPCやHDDの無事を確認し、シャットダウンして帰ることにしました。

余震が来る度に駐車場へ逃げ、また中に入る、の繰り返し。
急激に冷え込み、雪まで降ってきました。

「この世の終わりでも来たんだろうか」

というのが、正直な感想でした、

携帯電話がさっぱり発信できない(なぜか県外からの着信は複数あった)ので自宅の親にも電話できず、家に帰るまでハラハラのし通しでした。なにしろあれだけの揺れで、道路の崩壊や橋の落下も覚悟したからです。
幸いその心配は杞憂に終わりましたが、その後伏拝交差点近くの法面が崩落して4号線が不通になっていることを知り、恐ろしさを覚えました。

家は無事でしたが、中身、とりわけ私の部屋がすさまじい。
本棚の物は全て地面に散乱していました。特に壊れた物は無かったのですが、足の踏み場もない有様、そのうえ余震もいつ来るかわからない中、また本棚に戻す気力もなく、張りつめていた糸が切れたようにベッドに倒れ込みました。
が、余震が酷くて眠れない…。

なぜか停電は起きなかったので生活基盤を大きく損なう事は無かったのですが、上水道は半日後に出なくなりました。さらに風呂の給湯器にオイル漏れが見つかり、火災の危険もあったため使えなくなりました。

3/12

車のガソリンが半分しかなかったので、給油に出かけました。
しかし既に何処も長蛇の列で、4号線の不通と相俟って道路は正常に流れず、所定のGSにも行けないままうろうろしていました。
そんな折、旧4号から県立医大に通じる市道に入ったところ、観光バスが十数台、隊列をなして駐車しているのを目撃しました。
何かと思ったら、新幹線の乗客を救済するためのものでした。

画像


私のWebサイトで公開している「福島トンネル」のレポート中にも出てくる「幸道斜坑」。この斜坑は度々、防災訓練で使用されてきましたが、まさか「本当に役に立つ」時が来ようとは…。

上の写真は、同年4/2に撮影したもの。
バスが並んでいたその日は、写真を撮ろうなどという趣味的余裕はなく、その車列によって現場が非常に騒然としており、脇をゆっくり通過することさえ憚られました。今にして思えば、記録してなかったことには若干の後悔があるのですが…。

しかし、トンネルの中で非常停車した、当該の3026B(はやて・こまち26号)に乗車中の外国人の方が、何と停車後から救出されトンネル外に出るまで動画で記録してくれていました。

〔Japan Earthquake - Trapped in shinkansen (bullet train) for 18 hours〕


多分この方と私とは、たかだか数十mくらいでニアミスしたことになります。
暗闇の中はさぞ不安だったことと思いますが、御無事で何よりです。

地震発生当時、東北新幹線は、上下39本の列車が運行していました。
このうち、仙台駅構内で脱線した7932B(試運転の回送列車)を除く全ての営業列車が、遅滞なく安全に停止したのでした。

もう一本動画を紹介します。
那須塩原駅で動画を撮影中だった投稿者が、この震災の余震に遭い、目の前で通過列車が非常停止するという貴重な内容です。

〔東北新幹線 地震で緊急停止の瞬間 那須塩原駅〕


−◇−


今回はここまで。

思い出しながら書いているので、ちょっともたついています。
予定より1回分を短く切って、章を多くしようと思います。

なお、だいぶ記憶が薄れかけているのですが、最初は年末に区切りを、丸1年の3/11に区切りを、…と思いつつ、なかなか気乗りせず今日になりました。一度書き始めてしまえばこっちのものなのですが(苦笑)

また、その不確かな記憶を補完してくれるものとして、下記の本を購入しました。





少し値は張りますが、貴重な資料として良著です。

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